また会おうね
 
 そのあとに「そろそろ違うものが食べたいなぁ」と決まって言われてしまうのだけれど。


 あたしはそんなことを思い出しながら、「行ってきます」と教室を出た。


 材料を買い揃えてビニール袋を手に、あたしは公園の横を通りかかった。

 歩道に面したマンションを建設するときに、小さな空間を切り取って作ったような滑り台や鉄棒などがある古びた公園だ。

 かなり年期のある公園だということは無機質な鉄棒の錆などでわかる。

 放課後の公園といえば、普通子供の弾んだ声でも聞こえてきそうだけれど、高さの揃った躑躅の植え込みに囲まれたその場所は静かなものだった。


 あたしはなんとなく躑躅の奥を見る。



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