先生と、ひとつ屋根の下
久々に袖を通すブラウス。
履きなれたローファーなのに、
凄く違和感がある気がする。
支度を済ませて、
家を出た。
鍵は、ここに来たときに貰った。
なんか、ほんとに新婚みたいだ………
幸いにも、
このアパートの私たちが住む両隣の部屋は空で、
二階も大学生が一人住んでるだけで、
いきなり女子高生が暮らし始めたことを知るのは大家さんくらいで、
大家さんのおばあちゃんも、
訳を話したらちゃんと理解してくれた。