あたしの正義
経験



佐伯京太


いつになく晴れ晴れとしているアリス。
そんなアリスよりも俺のが晴れ晴れとしてるよ。

ようやくこの日が来た。



「……この景色を見せたかったんですね。」

「ああ。」

「あんなにしつこかった理由がわかりました。」

「だろ?」



にやりと笑う。
それに乗っかりアリスも笑った。

二人で不気味そうに笑う。
端から見たらかなり怪しい。


でもそんなことを気にしてる場合ではなかった。




「やる気出た?」

「はい。」

「じゃあ俺の願いも叶えられる?」

「………そうですね。やってみます。」




スーと目つきが変わる。
その視線の先には口に弧を描き、余裕をぶっこいてる女。



「あの人ですか。」

「如月悠里。俺と同期だった元トップモデルでありここの社長。」

「成る程。」




如月悠里は俺の古きからの好だ。
でも最近は少しばかりやり方が嫌い。



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