誠の名の旗の元に~オレっ子少女の時渡り~

第一歩

六月二日

今日はなんだか屯所の中が慌ただしい
何でも、大阪に殆どの幹部が出張するらしく帰ってくるまでの間、私は局長代理を頼まれた。


近「それじゃあ行ってくるよ」

誠「父上、行ってらっしゃい。いや...ご武運を」

新「誠も江戸の言葉覚えてきたなぁw」

誠「そうだね。あ、はじめ?コレ船乗る前に飲んであと、夕涼みすることがあったらコレはいて行ってね」

はじめは私の差し出したものを見て首を傾げた

一「これは...なんだ?こっちは薬か何かか?こっちは...?」

一が興味津々になって見ているのは暖かパンツモドキだ
平助にもらった半纏で作ったものだ

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