秘密のカレはV(ヴィジュアル)系
「お疲れ~」

「あ、キラさん!お疲れさまです!」

「ねぇ…LINE交換しない?」

「はい、ぜひお願いします!」



私達は、キラさん達とLINEの交換をした。



「エミリー達はこれからどうするの?」

「え?どうって…帰りますけど、キラさん達はどうされるんですか?」

「私達は出待ちするんだ。」

「えっ!!出待ち…ま、待ってたら瑠威に会えるんですか?」

さゆみの声が裏返り、大きく身を乗り出した。



「うん、会えるよ。
でも、出てくるのはけっこう遅いよ。」

「か、かまいません!私達も連れて行って下さい!」

「え!?」

馬鹿な…そんなことしたら、さすがにバレてしまう。



「わ、私はいいよ。は、恥ずかしいし…」

「そんなこと言わないで!
璃愛がいないと、心細いじゃん。」

「で、でも、私、そんなこと…」

「ね!お願いっっ!!」

さゆみはすがるような瞳で私をみつめる。
卑怯だよ…私がそういうのに弱いことを、きっとさゆみは知ってるんだ。



でも、どうしよう…!?
間近で会ったらさすがにまずい。
なんとかしないと……!

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