ヒーローのそばで。
私の家から学校までは、バスで15分か
かる。

いつもより遅い時間で乗ったのはいいが、出勤ラッシュですごく混んでいた。

もう、ほんとに最悪。

スーツを来た男の人たちがたくさんいて、揺れるバスの中で立つのがやっとという状況だった。

私は、目的のバス停につき、急ぎ足で学校へ向かった。

ギリギリセーフで校門をくぐることが出来たので、私は安堵した。

それもつかの間で、教室に向かう途中で方向音痴な私は迷ってしまった。

「もう!なんなの!?なんでこんな広いのよ~。ここどこ~」




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