幸せへの一筋
幸せへの一筋

私は今、高校3年生私はお腹に新たな命を宿している。この恋の始まりは中学1年の時だった。

私は恋情中学校の一年生石井咲笑。
私の親友は去年同じクラスで仲良くなった松本未来。今年は一番離れたクラスだった。私は好きな人がいる
隣のクラスの坂上雷十。かっこいいっていうよりかわいいっていうほうが似合う男の子。季節は夏…嫌だったスポーツテストも終わり夏休みが近づく。でもそのまえに自然の家がある…そんなことを考えているうちに今日はもう自然の家当日になってしまった。自然の家といってもただつまらないことを競ったりするだけだった。そんな感じで自然の家はおわった。季節は秋…2学期が始まり学校では体育祭の練習の声が聞こえてくる。私は嫌々練習に励んだ。でもたとえ練習だったとしても勝ったら嬉しかった。そして体育祭当日…競技が行われあっという間に結果発表私のクラスは3位ぐらいだった。がんばったから悔しかった。終わった後未来とゲーセンに行ってプリクラを撮った。今日が未来と遊ぶ最後の日だとは思いもしなかった…その日から気持ちが合わずいっしょに登校したり下校したりしなくなってしまった。どっちかが悪いわけではないお互いの気持ちのすれ違いからだと思う。なのにお互い悪口を言いあってもう絶交ってことになってしまった。そんなことをしているうちに中間テストも終わり祭りが近づいたそんなとき私は違う小学校だった星野颯斗が気になりだした…
祭りも終わり文化祭が近づく。恋情中学校では全学年の合唱コンクールがある。私はなぜか指揮者になってしまった今度は勝ちたいと思い一生懸命練習をがんばったそして本番私のクラスはトップバッターで始まった。結果…準優勝まあ嬉しかった。文化祭のあと私は颯斗に告白した今まで告白なんてしたこともされたこともなかった。でも今回は「好き」この気持ちが止められず文化祭という勢いで告ってしまった。返事は多分ダメだろう。マイナス思考の私はそう思っていた。でも颯斗の返事はOKだった私は嬉しさのあまり泣いてしまった…次の日学校では私たちが付き合っていることがいろんな人に知られていたまあ颯斗が人気者だからだろう。颯斗は颯斗ですごく話しかけてくる初めての彼氏すごく嬉しかった毎日朝はいっしょに行って帰りもいっしょ…付き合い始めて1か月、期末テスト期間になった。2学期の中間テスト私は点数が凄くおちた。だから一生懸命勉強した。テスト1日目…無事終了学校は午前中で終わった。私は颯斗に誘われ、カラオケに行った。当たり前だけど狭い個室に男と女が2人。凄く緊張した。私が少しオドオドしているとき颯斗はもう曲を選んでいた。1曲目颯斗は
GReeeeNの愛し君へを歌った。颯斗は、歌詞の‘‘キミ”の所を私の名前‘‘咲笑”って入れ、歌った。まるで、私のことを思って歌っているようだった。1つの曲なのに、まるで私のためにつくられたような感じ。凄くドキドキした。颯斗の歌う曲には、凄くドキドキした。今日、テストがあったなんて考えられないような凄く楽しい1日だった。次の日無事テストは終わった。今日は颯斗の家に行った。家には誰もいなかった。だから今颯斗と二人っきりだ…颯斗は映画を見よって言いながら私に抱きついてきた。私は思わず声を出してしまった。颯斗は私のことを笑いながら可愛いなって言ってくれた。映画が始まった。今話題の「好きって○○なよ」の映画だった。ラブストーリーで、クール系の女子が自分の思いに気づいていくというような話だ。颯斗と見ていると、ちょっとエッチなところで颯斗が私に抱きついてきた…そのまま颯斗に初めてキスをされた。映画なんて見ている場合じゃなかったもう私の頭の中は颯斗でいっぱいになった颯斗とのキスはどんどん激しくなった。そのとき口の中にあたたかい何かが入ってきた。それが颯斗の舌だと気づくまで時間がかかったそして颯斗は私をお姫様抱っこしてベットに運んだ。颯斗が私の服を乱していく。颯斗の顔はすごくカッコよかった。こんなときにそう思ってしまう私もすごくエッチなのかもしれない。私は颯斗のキスで声を出してしまった。やっぱり颯斗は笑って可愛いなって言った。私の服はもうほとんど脱がされていた。すごく恥ずかしい颯斗も上の服を脱ぎ、二人とも上半身が裸になっていた。そのまま颯斗に抱かれ私たちはひとつになった。お互い初めての経験ですごくぎこちなかったけれど、ひとつになったことで愛が深まったような気がした。そして私はどんどんエッチになっている。私は外が暗くなる前に家に帰った。
次の日。テスト3日目…全然解けなかった。
でも午後からは颯斗とプリクラデートだ。
ゲーセンでプリクラを撮った。落書きの時颯斗は「オレら経験者❤️」って書いた。私は出てくるまで気づかなかった。あ〜恥ずかしい
テストも終わり明日はクリスマス。テストの結果がでないままクリスマス。その日は親に嘘をついて朝帰りした。そしてもう明日からは冬休み。1年って本当に早いんだなぁって思う。年もあけ、3年生も卒業し、私たちは2年生になった。嬉しいことに颯斗と同じクラスになった。今までで一番か二番ぐらい嬉しかった。授業中颯斗は、とても面白く、みんなを笑顔にしていた。私はそんな颯斗もすごくかっこいいなと思った。そんな感じで1学期も終わり明日からは夏休みだ。そして夏休みには修学旅行がある。私は神様が大好き。だって颯斗と同じ班になれたもん。しかも同じ部屋割りだ。私と颯斗の他に木村奏絵と中田大翔が同じ部屋だ。
修学旅行当日。3日目に東京ディズニーランドに行った。颯斗に誘われジェットコースターに乗った。すごく怖かった。はしゃいでいる間に時間はながれ、もう帰る時間になった。そして楽しかった夏休みもあっという間に終わり、今日からは2学期だ。
体育祭。今年も嫌々練習をがんばった。結果…優勝。嬉しかったけど最近喜びすぎて、優勝が当たり前みたいになってしまっていた。中間テストも終わりもうすぐ文化祭。そんなとき颯斗と小さなことでお互い意地を張ってケンカしてしまった。そして、颯斗に別れようって言われた。次の日、私は学校を休んだ。すごく悲しかった。そんな気持ちで文化祭を迎え、合唱コンクールでは最下位だったこのままだと自分がダメになりそうだった…でもその日颯斗が家にあやまりに来た。寄りを戻したいって言ってくれた。私はもう二度とケンカしたくないと思った。この時颯斗は私にとって1番大切な存在なんだと感じた。次の日学校が休みで颯斗の家に泊まった。この日、ケンカで離れていた日々をうめあうようにひとつになった…いろいろあった2学期もあっという間に終わり明日から3学期が始まる。冬休みは普通に終わった。3学期もあっという間に終わり私たちは3年生になった。また颯斗と同じクラスになれた。始業式の後アンケートの用紙が配られた。目に留まった文字。「受験」…私は行きたい高校がある。私はその高校の名前を書いて提出した。その日颯斗と話した。すると行きたい高校が颯斗も同じだった。難しい授業が続き、もうすぐ夏休み。そんなとき1人ずつ先生に呼ばれて話す日があった。そこで先生に、少し難しいかなと言われた
その日をきっかけに毎日勉強する時間を増やした。今やって変わるかどうかは分からないけれど颯斗と同じ高校に行きたかった。部活も終わり季節は冬…昨日入学したようでもうすぐ卒業。なんだかすごく寂しかった。残りの中学校生活はほとんど勉強していた。そして今日は颯斗と2人で受験の結果を見に行く。結果…2人とも合格だった。また3年間颯斗と過ごせると思うとすごく嬉しかった。そしていろいろあって楽しかった中学校を卒業…私たちの行く高校は違う県にある。だから学校の了承を得て同棲することになった。そして今日。南橋高校の入学式私と颯斗はまた同じクラスになれた。高校。充実した日々はどんどん過ぎ私たちは3年生になった。颯斗とは3年間同じクラスだ。6月18日、今日は私の18歳の誕生日。その日颯斗と映画を見た。映画が終わると颯斗は急に真剣な顔になった。そして今日私は颯斗にプロポーズされた。もちろん私の答えはOKだ。7月29日私たちは地元で式を挙げた。幼い頃から少女マンガで見て憧れていた学生結婚というやつだ。今日から私は星野咲笑になった。でもまだ学校を卒業するまでは石井咲笑だ。その晩私たちはひとつになった。まだ妻っていう感覚はないけれどすごく毎日が楽しく感じた。それから数ヶ月。最近私はすごく調子が良くない。颯斗に心配されて病院に行くと、診察室に1人の女性の先生が入ってきた。そしていろいろ聞かれた。するとその先生は妊娠してますね。そう告げた。その後の検査で今、妊娠2ヶ月だそうだ。私は嬉しさと、すごく大きな不安で胸が一杯だった。今日は土曜日だったから実家に戻って両親に話した。母は心配そうな顔で産むのか産まないのかを聞いてきた。私の中で答えは1つ
産まないなんて考えられなかった。
その後また病院でお腹の子供についての用紙を書いた

そして現在妊娠6ヶ月
私のお腹の中の子供は3人。だから、もう学校はたまにしか行けなかった。単位もすごくギリギリだった。そうした中やっと迎えた卒業式。今日はつわりもおさまり、無事卒業することができた。そして颯斗と2人で実家に戻り、私は親の元で安静にしていることになった。颯斗は私が産婦人科に検診へ行くときには必ず付き添ってくれた。予定日は6月23日だった。けれど私は予定日より1ヶ月も早い5月16日に激しい陣痛が起こりすぐに病院に行った。すごく痛い。本当に鼻からスイカを出す方がいいくらい。そして分娩室に運ばれた。助産師さんに励まされ、私は力一杯力んだ。助産師さんの頭が見えたという声。私は呼吸するので精一杯になっていた。そして1人目誕生。大きな産声と共に2人目、3人目と誕生。3人とも元気な男の子だった。そこに颯斗が入ってきた。颯斗はありがとうと初めて私に涙を見せた。私もつられて泣いた。産まれた子供は海斗、空斗、陸斗と名前をつけた。
颯斗は高校を卒業してからずっと働いてくれてこれから私たち家族が生活できるよう頑張ってくれていた。18歳の私たちには子供は育てられない。世間の中ではそう思われるだろう。でも目の前にあるのは壁じゃない扉なんだ。私たちはその言葉を信じこれからを生きていく。


< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop