エリート上司に翻弄されてます!
たまには立場逆転も?





最後の記憶は日高さんに背負われてるときだった。
彼の背中が暖かくて、そのまままた瞼を閉じた。







朝起きた瞬間に激痛に襲われた。
そうだ、昨日飲み過ぎたんだった。

で、どうやってここまで帰ってきたんだろう。
もしかして日高さん、乾先輩と会った?

ていうか昨日乾先輩に遅くなるの連絡してなかった!

私は1度連絡せずに彼を怒らせてしまったことを思い出して恐怖に慄いた。
取り敢えず今日も会社あるし、朝ごはん食べなきゃ。

私は恐る恐るリビングへと出るといつも通り乾先輩がキッチンに立っていた。


「おはようございます……」

「ん、おはよー」

「あの、昨日はすみませんでした。連絡なくて」

「本当だよ、ていうか何で日高が俺たちのこと知ってんの」

「あっ……」


今すぐ乾先輩に土下座したい勢いだった。
すみません、と顔を青くする私に乾先輩は溜息を吐く。

だけど怒っているようには見えなかった。


「もういいよ、ほらご飯食べるぞ。席ついとけ。俺の朝ごはんを食べれることを光栄に思うんだな!」

「ウワーウレシイヨー」




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