エリート上司に翻弄されてます!
翌日の昼休み、ご飯を食べに行く前に課長に呼び出された。
「どうしたんですか?」
「あぁ、実は綾瀬から日高に聞いてもらいたいことがあってな」
「聞いてもらいたいこと?」
「今度日高の歓迎会をしようと思うんだがアイツが好きなものを聞いてきて欲しいんだよ。中華なら中華がないと駄目だろ」
「え!?何で私がそんなことを!?」
「よく話してるだろ、仲が良いんじゃないのか」
弱み握られているんですよ、課長。
その為日高さんに会う度愛想を良くしたり、昼御飯を奢っていることに気が付いていない課長は岡山からやって来た日高さんがちゃんと馴染んでいることを嬉しがっているようだ。
私はそんな課長を裏切るようなことが出来なくて、その話を承ってしまった。
面倒臭いから早く終わらせよう。
「あ、水川先輩。日高さん見ませんでしたか?」
「日高?日高ならさっき喫煙所にいたけど」
「え?」
きつ……?
「(本当にいた……)」
喫煙所の壁に凭れて煙草を吹いている日高さんの姿を見つけた。
その大人っぽい横顔から私の2個上だとは思えない色気を感じる。