先生、あのね…

教室に入ると篠田先生と目が合った。

「お、おはよう」

ぎこちない様子でそう言われる。

「?どうしましたか?」


「俺花音になんて話しかけたらいいか分かんね……」


「……???」


「おまえ桐﨑先生いなるなるの分かってるのか…?」



言われた。




聞きたくなかった。



知っていた。でも嫌だった。

< 198 / 220 >

この作品をシェア

pagetop