そこにいた

翌朝……。





目が覚め、トイレに向かおうとした。





あれ?






ベッドに腰掛けた状態で、下半身を見てみた。






血・・・・・・。






股から足元へ流れている。






あれ?






そう思って鼻を触ると、鼻から血が出てた。




どうしてだろう。どこも痛くないのに……。





たくさんの血が床に滴り落ちているのに、なぜか自分のことではない気がして、フラフラとしながら部屋を出た。





そんな状態で、気づくと廊下を歩いていた。
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