君とベッドで秘密事。
いくら好意があったとしても、レナと出会ってから俺の行動は兄としては良い気はしないだろう。何を言われても受け止めるつもりでいた。
「あれ、もしかして颯真くんお酒苦手だった?」
「いや大丈夫ですよ」
中々、グラスに口を付けない俺にレオさんが言う。
「颯真はいっつもビールだもんね~」
そして余計な一言を言うなレナ。思わずレナを見れば彼女はフルーツ盛りを美味そうに食べていた。何故お前はそこまでリラックス出来るんだ。
「あー、気がつかなくてごめんね。レナ、ビール持ってきてよ。ボーイに言ってさ、颯真くんが好きなやつお前なら分かるだろ」
「はーい」
大好きな兄に会えて嬉しいのか上機嫌で部屋を出て行った。