Disposable
契約は流れた。

バニング達はデュラハン社のコントラクターにはならず、独自に傭兵チーム『Disposable』を立ち上げる。

「なら、話は終わりだ」

さっさと踵を返すガイスト。

「おいおい、助けてくれないのかよ」

ヒューがその背中に言うが。

「ウチのコントラクターじゃないなら、救助する義理はない。別途業務依頼としてお前達を逃がす仕事なら、請け負うが?」

「流石ゴーストのとこのコントラクターだ。ちゃっかりしてる」

再び肩を竦めるバニング。

…サービスとしての弾薬だけを残して、ガイストは去っていく。

このままどこかに着陸させているヘリで、マンセル要塞へと戻るのだろう。

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