Disposable
コクピットにバニング、副操縦席にヒューが座り、HU-16のエンジンに火が入れられる。

何ぶん古い飛行艇だ、期待は出来ないと思っていたが。

「コイツは驚いた、ターボプロップエンジンに換装してあるのか」

エンジンの馬力から、バニングがすぐに気付く。

想像以上に報酬は高くなりそうだ。

それだけに、この仕事には何か裏がありそうな気がする。

ただ積み荷を運ぶだけで、これ程の機体をくれる。

積み荷は相当なブツなのか、それとも他に秘密があるのか。

だが引き受けた以上、キャンセルは出来ない。

相手はガルフ・カルテルだ。

今更手は引っ込められない。

「行くぞ」

バニングは操縦桿を握った。

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