Disposable
一麻薬カルテルが、こんな兵器を所持しようというのか。

何より麻薬カルテルに、こんな兵器を与える者がいるのか。

これは明らかに兵器の裏取引。

バニング達はその片棒を担がされたのだ。

「ハル、依頼主について何か聞いているか?」

「その辺の詮索も無用って事だったから…」

ヒューの質問に、ハルは答える。

大変なものを預けられてしまった。

こんな爆弾がガルフ・カルテルの手に渡ったら、どんな使い方をされるか分かったものではない。

「どうする、バニング」

ヒューがバニングの指示を仰ぐ。

< 159 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop