蒼空の下を、キミと2人で
そう言って、蒼に抱きついた。



蒼の涙が私の背中を濡らしていく。



「…にこ…」



「蒼、今までの分、いーっぱい泣いていいよ!



「ほんとに?」



「いいよ!



時間はたっぷりあるからね」



蒼の涙は止まらなかった。



しゃくり上げと嗚咽の声。



蒼が私を抱きしめてるから、蒼の心臓の音までも聞こえる。



「蒼、大丈夫だよ。



ずっと待ってるから。」



鼻水をすする音が聞こえて、涙の雨は止まった。



蒼が私の顔をあげる。



次の瞬間。



私に唇と蒼の唇はくっついていた。



映画にでも出てくるようなキスシーンだった。



このまま時間が止まってほしかった。



キスし終わって、蒼を見つめてると、



「何?(笑)



もう一回してほしいの?」



そう言って、蒼はもう一回キスした。



ほんの一瞬。



でも嬉しかった。
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