鈍感幼馴染みとマイナスからの恋
「あ、そうだ日向!
中間テスト何位だった?」
一年の2学期。
テストの話題が出たのは、初めてだった。
「…2位」
「なっ!!……絶対あたしの方が上だと思ったのに。」
「何位だったの」
「‥‥‥3位…。
悔しいから、次は絶対負けないから!」
別に、テストの順位にこだわってたわけじゃないけと、
それでも俺に関心を持ってくれるなら……。
って、勉強を頑張って。
「はい。義理チョコ。」
「はいはい。」
麻耶から貰うバレンタインデーのチョコは、
結構嬉しくて。