※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
...なんて呑気なことを言ってる場合じゃない。
「結城くん、道わからないでしょ?あ!迷子にならないように手つなぐ?腕組むのでもいいよっ?」
「大丈夫、あれでしょ?」
手を繋ぐ準備万端の私に構わず、結城くんは目の前の建物を指す。
うおぉおお!
ち、ちかっ...建物ちかっ!
チッ...こんな近くに存在していたのか!
っていうか今、さらっと断られたよね?...
「...ですよね、はい」
「うん、これで迷子になるのキミくらいでしょ?ほら、落ち込んでないで行くよ」
「はーい」
せめて手、繋ぎたかったなぁ...
結城くんは気付いてないかもしれないけど、周りの女の子達、振り返ってまでして結城くんのこと見てるんだよ?
彼女じゃないけど、今は私が結城くんとデートしてるのに...
性格悪いな私、と思いつつ、周りの女の子達を睨みながらショッピングモールへと入って行った。