※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
玲が橘を好きなのは、結構前から気づいていた。
それもあって、橘のとこ向かっている途中正直まだ、どこかで迷っている自分もいた。
そんな俺に気づいて、玲は背中を押してくれたんだ。
『もし……、もしも少しでも俺に遠慮してるんだったら本当にやめろよ?そういうのいらないし、されたくもねぇから』
電話越しでも分かるくらい伝わってくる玲の思い。
『だからさ、いい加減素直になれよ。思ってること全部伝えて、楽になれって』
俺は、玲何もしてあげられてないのに、俺ばっかり助けてもらいすぎでしょ。
玲が俺に言ってくれた言葉を思い出しながら、本人に電話をかける。
すると、ずっと待っていたのかツーコール目がなる前に電話に出た。
『もしもし琉李?熱大丈夫?のんちゃん無事だった?てか、何回もかけてんのに出ないから心配しただろ』