※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「えー、やだやだ!」



「噂なんてすぐおさまるわよ。嫌われたくないんでしょ?」



そうだけど...。



そんなの嫌だよ...。



「話さない間に私のこと忘れちゃったらどうしよう」



「いや、どんだけ結城の記憶力悪いと思われてるの。大丈夫よ」



「えー......。でも...」



「今のままで嫌われるんだと思ってるなら、やってみる価値はあると思うけどね」



「う、うん...」



全然気が進まないが、もうすぐチャイムが鳴る為渋々席に戻る。



あー、もう結城くんと話したいよー...。



でも、迷惑はかけたくないし...。



「はぁ...」とため息をつきながらうなだれていると、目の前に人が来たのがわかった。



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