イケメン副社長にほだされました


地獄だったのは、次の日の朝。


予想通りだったけど目はパンパンに腫れていた。


…休みたい。


会社に入ってそう思った朝は何度もあるけど、今日がダントツで一番だ。


本気で休もうかとも思ったけど、昨夜美咲ちゃんと元気に呑んでた手前休みづらい。


取り敢えず、目をどうにかしなきゃ。


冷却化粧水をコットンにたっぷりと染み込ませて、時間が許す限りパッティングする。


出社する以上はこんな顔じゃダメだ。
仮にも私は受付嬢。会社の顔だ。


失恋した上に仕事もダメだなんて目も当てられない。


寿退社の夢は途絶えたんだ。
頑張れ、私。

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