お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ
感情を抑えられなくなるとたまにこうなる
事があるから迷惑だ。
『総司、眠いです』
「じゃあ、少し寝ましょうか」
『わっ!』
総司は微笑んで抱き合ったまま紅葉した赤い葉の上に寝転ぶ。
「長州の気配もありません」
『そ、そうですね』
「ゆっくり寝ましょう。
遅くなって土方さんに怒られても
大丈夫です」
『大丈夫ではないと思いますが、
おやすみ』
「はい、おやすみ」
抱き合ったまま、私達は眠りについた。
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