囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
お互いに顔を見合わせ、クスクスと笑い合う。

「それとね…隙を見てコレも…」

と、鶴岡八幡宮の縁結び守りを、出して見せる。

「やべっ…じつは俺も持ってる」

そう言って、晴が、カメラバッグの内側に付けた縁結び守りを指差した。

ふふ…

私と晴…同じこと考えてたんだ。

些細なことが嬉しい。

「結衣、見晴台も行こう。街や海が一望できるよ」

まだ少し耳が赤い晴が、優しい目で私を見つめる。

「うん!行きたい」

差し出された晴の手をしっかりと握った。

ずっと、こうしていたい。



この手を離すことが来るなんて、想像すらしてなかったんだ。
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