囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
季節は晩秋。私と晴は、お互いの部屋を行き来するようになったていた。

時々、一緒に晩ご飯を食べて、泊まることなく互いの部屋へ帰る。

晴は、自分が一人前になったら、私をもらう…なんて言ったけど、私は今すぐにだって、あなたと結ばれたい。

最近の私は、少し物足りない。

自分から晴を誘う?いやいや…そんな恥ずかしいこと言えないし、出来ない。

これまで、男の子と付き合ったことはあるけど、キスより先に進んだことがない。

未知の世界だ…

今日も、晴は、私の部屋で美味しそうにカレーを食べている。

「ビール、冷えてるよ?どう?」

「おっ、黒ビールじゃん。結衣も一緒に飲も」

美味しい餌をもらえたワンコみたいに、ブンブンと尻尾が見えそうだ。

このビール飲んで、カレーを食べ終わったら、帰っちゃうんだろうな。

もっと一緒にいたいなあ。

< 105 / 171 >

この作品をシェア

pagetop