囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
「青山は、一人暮らしだろ?俺の家には、祖母がいて、料理が得意だ。二人分を作るのも、三人分を作るのも変わらないから、明日から住め」

「…はあ」

岬編集長の迫力に押されて、思わず頷いてしまう。

「まずは、食べろ。祖母のメシは美味いぞ。何だっけ…コトコトさんとこの弁当に負けてないぞ?」

へえーそうなんだ。

kitchenコトコトのだし巻き卵や惣菜が、頭に浮かび、晴の笑顔が散らついた。

「………」

「まあ…あれだ。年寄りの話し相手になってやってくれ」

私のため?週末、私が一人であれこれ考えてしまわないように…

「岬編集長…お世話になります」

ベッドの上で、ペコリと頭を下げた。


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