囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
「じゃあ、さっきのモチモチしたジャガイモに、干し海老と青ネギの千切りを混ぜようね」

「お好み焼きみたい…面白い」

「料理って面白いだろ?コレ食べた人が、何て言うか…とか想像しながら作るのが、楽しいしね」

岬さんによく似た目で、テルさんが私に優しく笑いかけてくれる。

岬さんも、怒ってばかりいないで、テルさんみたいに笑ってればいいのに。

『不愛想で悪かったな!』て声が聞こえてきそうで、思わず振り返ってしまった。




午後9時

ガラガラガラ…

玄関の引き戸が開き、岬さんが帰って来た。

「おかえりなさい!」

パタパタと、小走りで岬さんを出迎える。

「…ただいま」

ん?

「何ですか?」

私をジッと見る岬さんに尋ねる。

「あー、婆さんが若返ったかと…」

そんなわけあるかい!


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