囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
わっ、こんな時に…恥ずかしい。
「青山さん、お腹すいてるの?」
「うん。じつは今朝からほとんど食べてないの。掃除に夢中で、食べるの忘れてた」
「仕事してる時も思ったけど、青山さんって、夢中になると周りが見えなくなるよね。
俺も写真撮ってて、食べないのはいつもの事だから、青山さんのこと言えないか……」
ははは…と笑う。
そして、ポンッと何か浮かんだような表情になり、
「はい!」と、上着のポケットから取り出したキャラメルの箱を、手のひらに乗せてくれた。
「これから食事の支度でしょ?作ってる間のオヤツにして」
「ありがとう」
じゃあ…と、荻野君は元来た道を帰って行った。
もらったキャラメルを一粒口に入れる。
とろりと、柔らかく口の中で溶けた。甘くて優しい味だった。
「青山さん、お腹すいてるの?」
「うん。じつは今朝からほとんど食べてないの。掃除に夢中で、食べるの忘れてた」
「仕事してる時も思ったけど、青山さんって、夢中になると周りが見えなくなるよね。
俺も写真撮ってて、食べないのはいつもの事だから、青山さんのこと言えないか……」
ははは…と笑う。
そして、ポンッと何か浮かんだような表情になり、
「はい!」と、上着のポケットから取り出したキャラメルの箱を、手のひらに乗せてくれた。
「これから食事の支度でしょ?作ってる間のオヤツにして」
「ありがとう」
じゃあ…と、荻野君は元来た道を帰って行った。
もらったキャラメルを一粒口に入れる。
とろりと、柔らかく口の中で溶けた。甘くて優しい味だった。