囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
十字路の所で立ち止まり、どっち?と、右と左を交互に指を差す。
今度は、私が小走りで荻野君に近寄る。
右へ曲がり、二人で並んで歩く。
「荻野君、ありがとう。じつは、自転車で来たんだけど、鍵をかけ忘れたら無くなってしまって」
「自転車泥棒?自転車は、通勤でも使うの?」
心配そうに尋ねてくる。
「ううん。会社に入ってからは、休日だけ乗ってた。
新しくはないんだけどね、大切にしてたからショックなの。
荻野君、もし赤い自転車を見かけたら教えてね?」
「うん。分かった。早く見つかるといいね」
程なくして、私のマンションに着き、「たくさん買ったね〜」なんて言いながら、荻野君は、三階の私の部屋まで荷物を運んでくれた。
「荻野君、本当にありがとう。荻野君のおかげで、早く家に着けたよ」
ぐうぅ…
今度は、私が小走りで荻野君に近寄る。
右へ曲がり、二人で並んで歩く。
「荻野君、ありがとう。じつは、自転車で来たんだけど、鍵をかけ忘れたら無くなってしまって」
「自転車泥棒?自転車は、通勤でも使うの?」
心配そうに尋ねてくる。
「ううん。会社に入ってからは、休日だけ乗ってた。
新しくはないんだけどね、大切にしてたからショックなの。
荻野君、もし赤い自転車を見かけたら教えてね?」
「うん。分かった。早く見つかるといいね」
程なくして、私のマンションに着き、「たくさん買ったね〜」なんて言いながら、荻野君は、三階の私の部屋まで荷物を運んでくれた。
「荻野君、本当にありがとう。荻野君のおかげで、早く家に着けたよ」
ぐうぅ…