囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP

大人の男

翌日に会った岬編集長は、いつもと変わらず平常運転だ。

焦ってるのは私だけか…


カタカタカタ…


特集の編集を、今日中に終わらせるため、早めに取り掛かる。


ポチッ、ポチッ…

印刷…と。


ガガガーーーッ


しばらくして、原稿がプリントアウトされ出てきた。


「やった…出来た」


コツ…

「青山、出来たか?」

「岬編集長、出来ました。原稿のチェック、よろしくお願いします」

出来たてほやほやの原稿を、岬編集長に手渡す。

「了解。すぐに見るよ」

そう言って、今まで手元にあった書類を脇へ追いやった。


パラ…パラ…


「よし。いいんじゃないか?頑張ったな」

ニッコリと微笑んだ。

「晩メシは、まだだよな?これから予定は?」

「予定はありません」

「じゃ、決まりだな」





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