青春はやってこない
第1章

バイト

「お前は何度いえばその髪色を直すんだ!いい加減にしないと停学だぞ!」

あたしのショコラブラウンの髪を睨みつける生活指導の先生、通称ゴリ。

「うっさいなあ、染めちゃいけないなんて校則この学校にあんの?」

あたしがいつもの決まり文句を口にするとやっぱりゴリはなんにも言えない。

スクバを乱暴につかむとドアに向かった。

今日はバイトだから、こんな口臭臭いオヤジに時間を割いてる暇なんてない。

「こら!持田!校則はなくても髪の毛染めてる生徒なんかお前以外にいないぞ!」

「…だったら何?」

バンッと勢いよくドアを閉めて玄関に向かう。

あたししかいないのがなんだよ。

別にいいじゃん、好きでやってんだし。
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