今までありがとう……

「おーい、稜遅いぞ」

「あれ?夏菜恵ちゃん?どうしてここにいるの?」


「あ、黒谷くん。ちょっと友達の忘れ物を届けに来たんだけど…」

あー黒谷くん君は救世主だよ

この状況から救ってくれてありがとう


「友達?誰?呼んでこよっか?」


「あ、ううん。今いないみたいだから。ありがとうね」


「おー今初めて夏菜恵ちゃんからお礼言われたー」

「いっつも謝ってばっかだからなんか嬉しいわー」


「そ、そうかな?」

あれ?私って謝ってばっかだったんだ…


「おい、蒼。女なんか構って俺を無視すんな」


ぎゃあ、この人がいること忘れてた

黒谷くんと話してるとなんか落ち着くんだよねー


「悪い悪い。それよりもお前部活来んのおせーよ」

「早く着替えて来いよ」


「しょうがねーだろ。用事があったんだから」


「用事ってどうせいつものアレだろ?」


「あ''ーそうだよ。悪いかよ」


「モテる男は辛いね」


「うるせー。お前もだろ」


「うん?なんのこと?ふざけてないで早く着替えて来いよ」

なんか、黒谷くん口調はいつもの感じだけど、目が笑ってない気がする…


でも、この二人のやり取りって本当に仲いいって感じだなー



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