強引上司と過保護な社内恋愛!?
桧山さんは一歩踏み出しイケメンに左手を差し出す。

「It has been a long time since I last contacted you」

あまりに流暢な英語に一瞬サラリと聞き流してしまった。

その後に赤毛の方とも握手をして、フランクに2、3言交わす。

「ルークさんとニコラスださん」

桧山さんがお二人に紹介してくれた。

赤毛がルーク大使で、衝撃的な男前はニコラスだ。

「Aangenaam Ik heet Izumi Tamogami(はじめまして。私は田母神泉です)」

ぎこちないオランダ語の挨拶に二人は目元を綻ばせた。

「初めましてタモガメサン」

‥惜しい。

けれどルーク大使は日本語は随分達者のようだ。

「田母神は長いので、泉と呼んでください」

「OK。よろしくお願いします、MSイズミ」

私も桧山さんに倣い、お二人と握手を交わす。

「お部屋の準備がありますので此方へどうぞ」

白倉さんが奥の個室へと案内してくれる。
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