強引上司と過保護な社内恋愛!?
「ま、そんなもんか」

松井さんも納得したようだ。

あ…あの、と恐る恐る話話しに割って入った。

「そのレセプションとやらに私も出席するのでしょうか」

「するのよ」

松井課長はニッコリ笑顔で言う。

私の予定とかは関係なしに決定事項のようだ。

大型案件が懸かっているレセプションなのに、桧山さんはともかく、ショボOLの私が我が社の代表として出席してもいいもんだろうか。

「桧山さんと二人で?」

「今回は私も同行する」

よかった。松井さんも来るのであれば心強い。

私はホッと胸をなでおろす。

「ニコラス大使は男女格差が根強く残る建設業界のなかで、男女がフラットに活躍出来るという点でも我が社に興味を持ったようです。我が社初!女性の営業課長である松井さんが来たらイメージアップに繋がるでしょう」

桧山さんの台詞に私と松井課長は顔を合わせる。

ゴリゴリの体育会系男性縦社会の我が社は、男女平等とは程遠い。

…まったくハッタリもいいとこだ。

「真実はさておき、そういう印象を与える事が重要です」

桧山さんは悪びれる事なくニッコリと笑顔で言い切った。
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