強引上司と過保護な社内恋愛!?
一次会が終わり、一旦お開きとなる。

しかし今日は木曜日で週の後半ということもあり、半分以上の参加者は二次会へ行くようだ。

程良く酔いのまわった男女が入り乱れ、キャッキャとハシャギながら店を後にする。

私達三人はその楽しそうな光景を座敷に座りながら、ぼんやり眺めている。

「私も…二次会行こうかな」

加奈ちゃんがボソリと呟く。

「珍しいね。イケメンの彼は大丈夫なの?」

加奈ちゃんは同棲中の彼がいるので、大抵飲み会は一次会で帰る。

「最近帰りが遅いんです。仕事が忙しいみたいで」

そう言う加奈ちゃんはどことなく浮かない表情だ。

もしかしたら彼と上手くいってないのかもしれない。この間の女子会でもそんな事言ってたし。

「そういえばさ、加奈ちゃんの彼氏ってどんな人なの?見た事ないなぁ」

美樹さんが言うと加奈ちゃんは「ええ~」と言って頬を仄かに染める。

「写メないの?どんな人かみたい!」

私が言うと「ええーなんか恥ずかしいなぁ」と言いつつも鞄をゴソゴソ漁る。

案外乗り気だ。

「ナイショですよ」なんつって、スマホに保存してあったツーショット写真を見せてくれた。

スマホを覗きこむと想定外の展開に私と美樹さんは固まる。
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