強引上司と過保護な社内恋愛!?
「例の彼に会いに行くんですか?」

ああ…なんだ。

私が年下の彼―――妄想の―――に会いに行くと思ってたのか。

本当の目的が気付かれていないことにホッと胸をなでおろす。

「ま…まぁそんなとこ」

私は引き攣った笑みを浮かべ曖昧に答える。

頑張ってくださいね~!と手を振りながら二人は二次会へ行ってしまった。

私は座敷に一人ポツンと取り残される。

さて。

ここからが本当の目的。

私はくるりと後ろに振り返る。

すやすやと健やかな寝息を立てる桧山さんをジッと見下ろした。

ついにチャンス到来。
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