強引上司と過保護な社内恋愛!?
「同じ部だったら調べればすぐに解るっしょ」

…まあ、それはそうなんだけどさ。

「でもいきなり家に来られたら怖くない?」

「大丈夫でしょ。ちょっと引くくらいだって」

いやいやいや、全然良くない。

しかも絶対ちょっとじゃないし。

連日の様子を見ると通報されかれない

「だって心配なんでしょ?手土産でも持って会いに行けばいいじゃない。迷惑がられたらサクッと帰ってくればいいし」

真奈はいとも簡単に言ってのける。

「無理だよ。絶対無理。無理だもん!」

必死で拒否る私を見て真奈は呆れたように、ため息を吐く。

「泉はさ、いっつも待ってるだけだよね。だから彼氏が8年間も出来ないんだよ」

真奈はお上品に担々麺啜りながらサラリと失礼な事を言ってくる。

それは…そうかもしれないけど、そんな言い方しなくたっていいじゃない。

「仕事だって、自分からこうゆう事がしたいって希望を出した事はある?」

…正直、ない。

仕事でも真奈みたいに人に胸を張って言えるような実績なんて、ない。

私はムッツリ黙り込む。

「確かに泉は凄いよ。絶対に失敗しないもん。仕事もプライベートも」

真奈はふうっと息を吹きかけて担々麺を冷ます。
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