強引上司と過保護な社内恋愛!?
「でも…なんで桧山さんは私に話してくれなかったのかな。インドネシアに行くこと」
ここで一つ男目線のアドバイスを佑樹くんに求めてみる。
「泣かれたらメンドクサイって思ったんじゃない?」
そして即座に後悔する。
「きっと桧山さんはさよならを言い出しずらかったんじゃないか。タモを悲しませたくないと思って」
同情したのか、坂田がフォローしてくれた。
確かに私は桧山さんとインドネシア行きの話しをすることを避けている。
この後に及んで、本人の口から別れの言葉を聞く事をまだ躊躇っている。
8年前、当時付き合っていた彼から別れ話を切り出された時は案外アッサリしたもんだった。
「あ、やっぱり?」そう思っただけだった。
完全受け身の私は告白されて悪くないなーと思ったから何となく付き合って、彼も温厚な人だったから喧嘩することもなく何となく続いて、そして何となく別れた。
本気の恋愛経験が全くないまま、30過ぎた今になって焦がれるほど好きになる人と出会うことになるとはな…。
あのブラウンの瞳に見つめられて決定打をくらったら私は正気を保つことが出来るのか甚だ疑問だ。
私はグラスに残ったシャンパンをグイッと一気に飲み干した。
ここで一つ男目線のアドバイスを佑樹くんに求めてみる。
「泣かれたらメンドクサイって思ったんじゃない?」
そして即座に後悔する。
「きっと桧山さんはさよならを言い出しずらかったんじゃないか。タモを悲しませたくないと思って」
同情したのか、坂田がフォローしてくれた。
確かに私は桧山さんとインドネシア行きの話しをすることを避けている。
この後に及んで、本人の口から別れの言葉を聞く事をまだ躊躇っている。
8年前、当時付き合っていた彼から別れ話を切り出された時は案外アッサリしたもんだった。
「あ、やっぱり?」そう思っただけだった。
完全受け身の私は告白されて悪くないなーと思ったから何となく付き合って、彼も温厚な人だったから喧嘩することもなく何となく続いて、そして何となく別れた。
本気の恋愛経験が全くないまま、30過ぎた今になって焦がれるほど好きになる人と出会うことになるとはな…。
あのブラウンの瞳に見つめられて決定打をくらったら私は正気を保つことが出来るのか甚だ疑問だ。
私はグラスに残ったシャンパンをグイッと一気に飲み干した。