強引上司と過保護な社内恋愛!?
「直属の、上司である俺の許可を取ってから誘えよ?」

俺はわざとらしく笑顔を作り脅してやると後輩は俯いて黙り込んだ。

その様子を見て五十嵐が喉の奥を鳴らして笑う。

「確かにいいよね、泉ちゃん。凛としててさ」

プライベートのちょっと天然な感じはもっと可愛い。

そんなことは教えないけど。

「資材管理部にいた時も、何人か誘おうとしたヤツがいたらしいけど、塩対応で撃沈したらしいぞ」

単に男慣れしてないだけだったからだと思う。

それも絶対に教えないけど。

「あつき、シャンバラリゾーツの合同プロジェクトの件は泉ちゃんに話したのか」

「…まだ」

俺は誤魔化すようにホッピーをぐるぐるとかき混ぜる。

五十嵐は呆れたように目をスッと細める。

「平気で女を口説けても、肝心な話しは出来ないなんてヘタレだよなぁ」

仕方がないじゃないか。

今まできちんとしたお付き合いなんて殆どしたことない。

女なんて誰と付き合ったって同じ。

そう思ってた。

彼女に会うまでは。

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