強引上司と過保護な社内恋愛!?
「私…物凄く人見知りで口下手だし…」

しかも、相手は外国人。

久しぶりなので英語もきちんと話せるか不安だ。

ギュッと眉間皺を寄せる。

「スマーイル」

祐樹くんが人差し指で眉間の縦皺を伸ばし、ニコリと笑う。

「大丈夫ですよ、泉さんなら」

「何を根拠に」私は目を細めて訝しげな視線を向ける。

「ニコニコ笑っているだけできっと雰囲気が華やぎます」

「また…上手いんだから」

なんて言いつつも、思いっきり頬が緩む。

些細なリップサービスでも、ちょー嬉しい。

こんな可愛い子に言われたらかなり萌える。

満更でもない、ってこういうことを言うのだろう。

「失敗したらうちに寄ってってくださいよ。金曜日は俺遅番だからとことん愚痴にお付き合いしますよ」

其れなら失敗しても…いいかな、なんて思ってしまう。

「成功するかもしれないじゃない」

「そしたら一緒にお祝いしましょう」

「どのみちお店に来るって事?」

「はい、報告待ってます」

祐樹くんは無邪気に笑う

営業トークをいちいち間に受けるほどおぼこくもないけど、こんな風に言われるのはやっぱり嬉しい。

「体力が残ってれば」

そんな事を言いつつも絶対来るだろうと私は確信する。

だって、この笑顔は私のオアシスだから。
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