ねぇ、松風くん。


どんなcaféに行けばウェイトレスが膝上20センチのスカートを履いてるのか知りたい。


「caféでバイトしてる優は、ウェイトレスって決まってたの!接客慣れてるでしょ?ね?」


必殺!菜穂の有無を言わせぬ眼差し。
で、でも今回ばかりは負けないもん。


「私が働いてるのはメイド喫茶じゃない!」


イヤイヤと首を振る私に、いい加減 諦めたのか”分かった”と菜穂がため息をついた。

「……菜穂〜!分かってくれると思ってたよ!ありが…」

「美香にも着てもらうから、ね?」

「え……?」


違う違う。
菜穂、あんたズレてるよ。
1人で着るのが嫌とかじゃなくて…さ。
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