イノセント・ラブ
わたしはそっとスマホのロックを解除する。

『野間悠希』


LINEの友だちに、新しく追加されたまさかの名前。
それを見るとさっきのことは、やっぱり現実に起こったことだったのだと、自分を納得させれた。

遊び人、不潔、チャラい。
そういった、すこしネガティブで汚いイメージを持つ一方で、地味で目立たないわたしみたいな人間が、連絡先を交換したんだという優越感を抱いたりもした。


花火大会。


斜め後ろからのアングルで撮られたアイコンを見ていると、少し高めの独特の声が頭の中を何度も行き来した。
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