意地悪な幼なじみが冷たい理由
追ってこないアヤちゃんにホッとしたけど……

少し悲しかった。






登校して、自分の席につくと裕美ちゃんが振り返り、


「あれ?今日、橘くんは?」

と聞いてきた。



裕美ちゃんは悪くないけど、私にとっては触れられたくなかったことだったから返せなかった。





「そっか、訳ありか。なんかあったら言ってね?」


優しく言う裕美ちゃん。

なにも返さない私なんかに裕美ちゃんは優しさをくれる。



また涙が出そうになった。

< 87 / 107 >

この作品をシェア

pagetop