君からの好きって言葉がほしくて。



「来年のクラス替えで同じクラスになるために今年1年頑張るんだよ!」




湧也は俺よりも意気込んでいた




「なんでお前そんなにやる気あんの?」





「だって寧々ちゃんも1組なんだもーん」





…そういうことか。





ぷくーっと顔を膨らませる湧也を横目に俺は密かに決心を固めた




いいよ、やってやるよ



勉強すればいいんだろ?




そしたらさゆりの眼中に入れるんだろ?




…やってやるよ

< 202 / 268 >

この作品をシェア

pagetop