君からの好きって言葉がほしくて。
「笑うの禁止」
不機嫌な顔で隼人は私の机に顎をつける
「私だって笑います」
必然的に隼人を見下ろすように私は言う
「俺以外に見せちゃダメ」
「そんなの無理よ」
「ダメったらダメ」
「なによ、意味わからない」
私たちはいつものようにどちらが折れることもなく言葉を続ける
私の笑顔ってそんなにダメなのかな
気持ち悪いから見せちゃダメってこと?
そう思うとちょっと悲しくて私は下を向いた