君からの好きって言葉がほしくて。



ドキドキドキ…



心臓の音がどんどん大きくなっていく




私は花火よりも花火を見る隼人に心を奪われていた



「ん?なに?」



あまりにも見つめるから隼人はこっちを振り向く



「…なんでもない」




顔が赤いのを知られたくなくてとっさに俯いた




心の中にある感情を気づいてしまったのかもしれない




…私、隼人のことが好きなんだって
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