青いブレスレット-Second-
すぐに終わるのかと思ったら、だんだん舌が、ゆっくりと絡まってくる。



うう、恥ずかしくなってきた……。




「……!?」



背中に直接触れられる感覚が。



水原くん、服の裾から手を入れてる…!?


振り向きたいけど、キスしてるから振り向けない。



心臓がバクバク言ってる。


身体中が熱くなってくる。



手はゆっくり、上のほうに上がっていく



…あ、ブラのホックに触れた……!




こわいと思った。


ここから先は、経験したことのないことだから。



ディープキスも初めてだったけど…。




中谷と付き合ってる時、中谷はさりげなく何度か誘ってきたことがあった。


わたしはいつも断ってた。




だけど………


水原くんなら…………。




「………………………ん?」




水原くんの手は止まった。


いつの間にか、唇も離れてる。




…………水原くん、寝てる……。


お酒が入って、眠いの限界だったのかな。



だけど…………


この状況で寝るかふつー!?!?!?



一人で色々考えて恥ずかしくなった。


水原くんをたたき起こしたくなった。



でも………。



水原くんの寝顔があんまりにも穏やかだから、何もできなかった。
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