これが俺の生きる意味
「そっか。

んで、君の名前は?」

必死で怒りを抑えて、質問をする。

「山田希よ。でも、そんなの飾りでしかないわ。

私が佐藤でも、山田でも、高橋でも、あなたにそれは必要な情報?」

そう答える彼女は、悪びれた様子もない。

「次は私の番ね。

あなたは何故あそこにいたの?」

彼女は、本当に不思議なのかもわからないような淡々とした口調で聞いてきた。

「私、ずっと死には興味があるの。

でも、死んでしまったら他のことが知れなくなるでしょう?

だから、知りたいことがこの世から消えたら、死んでみたいと思うの。」

そう話す彼女の言葉は、きっと本心だろうと思った。
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