without you
社長がいつもつけている香水の匂い・・ムスク?が、より強く香る。
何となく社長に囲まれたような形になってしまった私は、後ろにも行けず、かといって前にも左右にも動けない。
だからその場にじっと固まって、左手を上げる社長の姿を上目遣いに見ていた。

社長は、扉を上げて開けると、そこから取り出したのだろう。
気づけば私の目の前に、塩の瓶が大きな手で掲げられていた。

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