without you
「・・・え?これ、私に・・・?」
「おうよ木戸。6月17日って、おまえの誕生日だろ?」
「・・・なんで・・・」

そう呟きながら、私は流されるように社長から渡されたその箱を、手を震わせながら受け取っていた。

軽い。
何かが入ってるのは確かだけど。何かな。

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