without you
27
トモちゃんは、風のように颯爽と現れて、去っていった。
軽やかな余韻を残して。







トモちゃんとのおしゃべりは、30分も満たなかった。
けれど、仲良くしている友だちと、おしゃべりをするひと時は、とても楽しくて。
いい息抜きにもなった。
ホント、楽しい時間って、あっという間に過ぎていく。

私の体内が、何かこう・・温かいエネルギーのようなもので満たされているのを感じる。
それを言い換えれば、「充実感」という言葉が、一番合っていると思う。
でも。
同時に不安感も抱いている。

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